DTMF信号
電話機でトーン回線を使っている場合、ボタンを押したときに受話器からピポパとか聞こえる音がありますよね?実はあの音の事をDTMF信号と呼ぶんです。
電話局の交換機はこのDTMF信号を元に回線を繋ぎ変えているワケなんですが、このDTMF信号はなにも電話機のボタンを押して発生させなくても、単に受話器を取って話し口に特定の周波数の音を流してやるだけでもOKだったりします。
これをうまく利用することで、オートダイアラーとかを作ることもできますよね。
DTMF信号は高周波と低周波の二種類の音を合成することで発生させられます。
各周波数とボタンの対応はこうなっています。
1209 | 1336 | 1477 | 1633 | |
---|---|---|---|---|
697 | 1 | 2 | 3 | A |
770 | 4 | 5 | 6 | B |
852 | 7 | 8 | 9 | C |
941 | * | 0 | # | D |
ここで見慣れない「A」〜「D」というボタンがありますが、これは日本では一般に使用されていないボタンでして、外国の一部で用いられているものです。